月●アシュタンガ・ヨーガの教え女性のためのアシュタンガ・ヨーガ ◇ Sally Griffyn & Michaela Clarke/監修:ケン・ハラクマ から月の周期は、満ちて欠け、やがてまた元に戻り、絶えず変化します。 その周期はアシュタンガ・ヨーガの教えの一部です。 満月や新月の時にはアシュタンガを中断することが、アシュタンガを学ぶ人にとっては 自明のことになっています。 男女いずれの場合も、それは同じです。 その時にケガをすると、治癒に通常以上の時間がかかると、グルジは語っています。 師のアドバイスの論拠は、古代インドで、パタンジャリの生きた時代に理解されていた月の周期に遡ります。 一ヶ月に二日の休息は、月が欠けた時は、一種のエネルギーの一服であり、 満月の折りは、別のエネルギーに至った時の一服です。』 『女性が月経を迎えるのは、月が闇になる時と同時だと考えられていて アシュタンガを行うと女性は、月経が、闇夜か満月と同調するように訪れ また、一緒に学ぶグループの女性達も、同じ時に月経を迎えている。』 『アシュタンガが変化のツールであるように 月の周期を、計画や希望を進める周期として考えることもできます。 アシュタンガは自然と調和して作用し より高い意志を働かせる場を与えてくれます。 月が闇となる時に、 自分の内面を見つめ、人生に自分が希望している変化を瞑想すると 進む方向に導いてくれます。 瞑想の状態では、人は本当はどんな存在であり、心とは何を目指すものであるかを考え、 感情と魂は、より直接的に結びつきます。 どのアシュタンガを行う場合でも、終わりの連続のアーサナの最後に、坐位で蓮華座のポーズを組み、25回呼吸します。 坐位の目的は、呼吸を利用して平静を感じとることですが、 明示したいことを前向きに考え出す時間にもなります。 ヨーガ様式の中に<サンカルパ>と呼ばれる考え方があります。 それは、人は自己実現を望んでいる、という前向きの肯定です。 他者や自己のヒーリングの懸命になって、 ヨーガの修練に一ヶ月以上費やすこともあるでしょう。 体が清められ、心が澄みわたると、 懸案な事柄や人に対して、エネルギーを送る力が大幅に高まります。 これは、アシュタンガの伝統的な教えではありませんが ヨーガの実践の中には、そうした可能性を求める余地もあります。』 ジャンル別一覧
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